さよならMSDOS5.0、Windows3.1
お茶ノ湯博士 | 2008年12月25日年末になり、大掃除の時期が来た。
大原照子著の「少ないものでゆたかに暮らす」の本を読み、できるだけ家に物を置かない生活を考え始めた。
そこで、もう3年以上は使っていないコンピュータを捨てることにした。
十数年お世話になった EPSON 486のPCだ。コンピューターのクロック数(コンピューターの処理の速さを示すもの)は最新の1000分の1以下で、携帯より遅いことは確かかも知れない。
メモリーも今の1ギガバイトとか2ギガバイトと違い、当時は640キロバイトと10万分の1くらいと比べものにならないくらい少ない。
ハードディスクは360メガバイト×2を使っていた。当時としては、使い切れないほどの容量である。
MSDOS5.0
MSDOSは文字を入力してソフトを起動したりする、いわばコマンドライン方式で操作するOSだ。今思うと、めんどくさい作業をよくしていたものだ。
例えば、ファイルを修正するときは、
edit autoexec.bat などを入力してファイルを修正していた。
ワープロソフトはフロッピーディスク1枚(1Mbt)で起動していた。
MSDOS5.0起動時の画面。
MSDOSを起動すると最初にメモリー容量が表示される。
下は、増設メモリー。
MSDOS上で動作するJUSTSYSTEMのジャストウインドウ。当時としては画期的なシステムだった。マウスでほとんど操作ができた。
Windows3.1よりサクサクに動いていた。ソフトはワープロ、表計算、グラフィックと実用的なものがそろっていた。
もちろんフロッピーからも起動可能だが、ディスクの入れ替えが必要だった。
当時としては、windowsをしのぐ勢いで国内では広まった。
Windows3.1
Windowsの初期型OSだ。2.0や3.0があったらしいが実用的ではなかったらしく、まともに使えるようになったのは、3.1からだったらしい。
マイクロソフトオフィスは、なんとフロッピーディスク50枚以上を使ってインストールしていた。
フロッピーを入れ替えしながら、コンピューターの前に座って、2時間はかかったかな。涙ぐましい作業であった。
Windows。マウスで操作、起動ができるのが良かった。しかしOSの起動が遅く、しかも重かった。
「MSDOS、Windows3.1お疲れさん」と言いたいくらい懐かしい。
大掃除でなくなってしまうのが惜しいが、しょうがないね。