buntuとWindowsでのローカルサーバ使用感
hiroadmin | 2009年12月26日今までWindowsでローカルサーバを立ち上げ、Pukiwikiを使用してマイデータベースを長年使用してきた。
PukiwikiはデータベースMysqlを使用しなくとも利用でき、フォルダーごとコピーするだけでバックアップがとれる。しかし、Windowsを立ち上げてPukiwikiを使用できるまでに、3分ほどかかってしまう。どうも使用できるまでには時間がかかり、使用頻度は少なくなった。長年使用していたせいもあるだろう、Windows自体も重くなり、サーバ自体の反応も鈍くなってきた。
WindowsとUbuntuとのローカルサーバの使用感
ホームページやメールだけをするつもりで使用し始めたUbuntu。それからUbuntuに興味を持ちはじめサーバまで立ち上げてしまった。どうもWindowsと違ってUbuntuはサーバの約束事が多い。
Windowsではパーミッションを気にすることなく使用できたのに対し、Ubuntuは外部に公開するために設定するパーミッションと同じように設定しなければならない。ホームページを公開するため試行錯誤するためには、むしろUbuntuの方がいい。
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※パーミッション:ファイルの読み込み、書き込み、実行の権限のこと。サイト管理者、管理者以外別に設定される。例えばサイト管理社だけがファイルに書き込みができたり、サイト管理者以外は実行できないなどの指定をすることができる。この権限がないと、サイト閲覧者(部外者)が秘密のファイルを見ることができたり、勝手にプログラムを実行してサイトを書き換えてしまうことができる。いわゆる、セキュリティとして重要な役割を果たしている。ローカルサーバでWindowsは設定されないが、Ubuntuで必須の設定となっている。
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特筆する点では、サーバの反応が速いこと。Pukiwikiでの反応は比べ物にならないくらい速い。ストレスを全く感じないどころか、気持ちいいほどサクサク反応してくれる。Windowsが古いせいもあるだろうが、Ubuntuの方が数倍速く反応してくれる。
Windowsと違い、起動からローカルサーバからPukiwikiを表示するまでにUbuntuは約1分ほどだ。Windowsはディスクトップがディスプレイ上に表示されても、しばらくはソフトを使用できないのに対して、Ubuntuはディスプレイ上にディスクトップが表示されるとすぐにソフトを使える。しかもサーバまで起動されている。
結論としてWindowsでサーバを使用して遅い、重いと感じているならUbuntuに乗り換えた方が作業効率がかなり上がる。
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余談だが、Ubuntuはディスクトップ版とサーバ版とがある。実はどちらも大きな違いがなく。インストール時に入っているソフトに違いがあるだけだ。ディスクトップ版にはワープロ等の多くのソフトがあらかじめインストールされている。一方サーバ版は主にあらかじめサーバに必要なソフトがインストールされている。ソフトを後からインストールするのであれば、どちらも基本的部分は同じである。ただし、コンピュータにあまりなれていない人は、ディスクトップ版がいい。
ちなみに私は、ディスクトップ版に後からサーバに必要なソフトをインストールして使用している。
まとめ
- Pukiwikiはデータベースを利用しないため、コピーするだけでバックアップがとれ、便利。
- Ubuntuのローカルサーバは、Windowsと違いパーミッションを設定しなければホームページが正しく表示されないため、実際にサーバの実験台として便利。
- UbuntuとWindowsでのローカルサーバは、Ubuntuの方が動作が快適。
- Ubuntuのディスクトップ版とサーバ版ではインストールソフトに違いがあるだけで、OSそのものには大きな違いがない。ディスクトップ版の方が扱いやすい。