10年前のノートブックを快適に使う
hiroadmin | 2015年12月23日秋葉原で2000円で中古品として山積みになっていたノートパソコン。
USBメモリ4GBは200円。
ダメ元で購入し、合計2200円+税だった。
10年前に発売されたノートパソコンが蘇る
< 準備したもの >
ノートパソコン Winbook WS553
発売日 | 2006年1月 |
CPU | Pentium M プロセッサ 735 1.70GHz/L2 Cache 2MB |
メモリ | 1.280GB (512MBから増設) |
ハードディスク | なし (容量60GBだが 不良のため動作しなかった) |
ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
ディスプレイ | 12.1型 |
インターフェース | USB2.0×3 |
OS Puppy Linux Precise-571JP(Linux Ubuntu系のOS)
(古いバージョンは上記のようなパソコンに対応していない)
USB2.0メモリ 4GB
インストール手順
Puppy Linux 日本語サイトから、「Puppy Linux Precise-571JP(日本語版)」をダウンロードする。
CD-RまたはDVD-Rに書き込む。
USBメモリを挿入する。
ノートパソコンで書き込んだCDを立ち上げる。
(体験版として使用可能だが、設定内容は保存されない)
「メニュー」から「セットアップ」 → 「Puppyをインストール」 を選択。
4つのインストール方法の選択肢から「ユニバーサルインストーラ」を選択。
更に多種のインストールメディアが選択肢として表示される。
今回は、「USBフラッシュドライブ」としてインストール。
(「USBハードディスク」としても可能)
インストール時間は、数分で完了。
USBメモリを挿入し、CD-Rを取り外した状態でパソコンを起動する。
ハードディスクがない状態で、USBメモリからPuppy Linuxが起動される。
使用感として
OSの基本的な動作はwindowsやUbuntuとは、使用感が少し異なる。
定番ソフトは、他のOSと同様な操作方法。
初期設定では、ワンクリックでソフトを起動する。(変更可能)
データ保存フォルダーがわかりづらい。USBメモリのみの使用では慣れが必要。
ソフトのインストールは慣れが必要。Ubuntuのような一覧からクリックのみでインストールではない。むしろwindowsのフリーソフトをインストールする方法に近いと思われる。windowsは 拡張子 .exeだが、puppy linuxでは 拡張子 .sfsである。
詳しい使用方法に関する書籍や雑誌がないため、サイトから使い方を学ぶしかない。
どのようなソフトが使えるか
ブラウザー(Opera、※Firefox)、メール(Opera、※Thunderbird)、テキストエディタ、ワープロ、表計算、音楽・動画再生、写真閲覧、グラフィック、※Libreoffice5.x、※GIMP、※XAMPP、日本語変換ソフトなど。
Ubuntu派生OSであるが、使用できるソフトは限られている。
(記号※印は、インストール作業が必要。)
便利なこと
起動時間は前述の古いノートパソコンで30秒だった。
OSまるごとバックアップは数十秒で済む。
FirefoxやLibreofficeは、古いパソコンとは思えないほどサクサク動く。
puppy linux がなぜ古いパソコンでも起動、処理が早いかというと、起動時にプログラムが内蔵メモリに書き込まれ、USBやハードディスクに書き込みすることが極力省略されている。
XAMPPをインストールすることによって、ホームページ作成やブログWordpressを使用できる。
puppy linux にインストールできるソフトは、最新版がインストールできるとは限らない。
大容量のメモリを使用するデータは不向きかもしれない。
OSの扱いは初心者には、少し敷居が高いかもしれない。
操作方法、インストール可能ソフトに関する情報は、少ないながらもサイトにある。