組み込み関数ってなんだ?Python
お茶ノ湯博士 | 2017年5月18日文字を出力したり、計算することはわかるけど、難しい言葉が出てきた途端やる気をなくしてしまう。
そんな言葉の一つに、「組み込み関数」がある。
そもそも、関数ってなんだろう。 それは、
「与えられた情報」を基に「決まった作業」で答えを出すこと。
”たす夫” という人がいました。
・・・・(省略)・・・・
聞いた2つの数値を何でも足してしまう。
2 と 5 を聞いたら、たす夫は 7 と答える。
6 と 9 を聞いたら、たす夫は 15 と答える。
しかし、
パン と 牛乳 を聞いたら、たす夫は 黙りこんでしまう。
たす夫は数字しか分からなかった。
20 と 30 を聞いたら、たす夫は 再び元気に 50 と答える。
たす夫は数字しか分からなかった。
20 と 30 を聞いたら、たす夫は 再び元気に 50 と答える。
・・・・(省略)・・・・
たす夫は、村で困っている人を見つけては、助けてあげました。
おしまい。
おしまい。
じゃあ、たす夫の得意なお仕事は・・・・・・?
たす夫は数字を聞いて、その数字をたす作業しかしないのだ。
食べ物や動物の名前を聞いても、分からない。
・・・・おしまい!
組み込み関数は、決められた1つの作業は得意だが、他は全くできない。
組み込み関数の一つに、絶対値を算出するもの(命令)がある。
組み込み関数の一つに、絶対値を算出するもの(命令)がある。
絶対値を答えよ。 -5 => 5 6 => 6 -20 => 20
絶対値とはある数・量を、その正・負の性質・方向などに関係なく考えた時の値(あたい)。 by google
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a = -5
if a < 0:
a = a * -1
else:
a = a
print (a)
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5
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a = 6
if a < 0:
a = a * -1
else:
a = a
print (a)
—————————
6
与えられた数値の絶対値を計算するには、上記の赤色文字を記述する。
a が数値であれば、計算はできる。
プログラム (Python) で言う関数とは、赤文字の部分をいう。
与えられた情報(数値)に対して決まった作業(絶対値にする)をする。
Python での組み込み関数とは、予め上記の赤色文字のプログラムが言語の中に含まれている(組み込まれている)。
組み込み関数の特徴には、わざわざ赤色文字のプログラムを書かずに、もっと短いプログラムで計算できることにある。
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a = -5
a = abs(a) <== abs() という組み込み関数
print (a)
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5
a = abs(a) で絶対値を組み込み関数で計算することができる。
Python には以下の組み込み関数がある。
組み込み関数 | ||||
abs() | dict() | help() | min() | setattr() |
all() | dir() | hex() | next() | slice() |
any() | divmod() | id() | object() | sorted() |
ascii() | enumerate() | input() | oct() | staticmethod() |
bin() | eval() | int() | open() | str() |
bool() | exec() | isinstance() | ord() | sum() |
bytearray() | filter() | issubclass() | pow() | super() |
bytes() | float() | iter() | print() | tuple() |
callable() | format() | len() | property() | type() |
chr() | frozenset() | list() | range() | vars() |
classmethod() | getattr() | locals() | repr() | zip() |
compile() | globals() | map() | reversed() | __import__() |
complex() | hasattr() | max() | round() | |
delattr() | hash() | memoryview() | set() |